ここにも影響が・・・

生憎旅の前半は毎日雨と強風でスキー場が閉鎖されていたので、少し足を延ばしてザルツブルグに行ったり、何千年前からある世界で一番古い岩塩抗に行ったり、この地方で有名な陶器工場に行ったり・・・。

でもどこも新型コロナウィルスの影響で人が少ない!!幼児がいる子連れには人が少ない方が動きやすくって嬉しいのですが、やはりここでもその影響を感じることになりました。

ザルツブルグの旧市街は年中観光客で溢れているのですが、今回に限っては有名な通りもこの通り、本当に人がまばら。オーストリアにはまだ感染した人が出ていないこともあってそれほど敏感にもならず、差別も出ていないのが幸い。インフルエンザーも流行っているので、人ごみをできるだけ避けたいのは皆同じ。そういう意味ではほとんど観光客がいないザルツブルグは母さん達に動きやすかった!

他の街とはまた違った地形をしているザルツブルグ。子供たちに一度見せたかったので、母ちゃんは大満足。4時間ほどの滞在でしたが、街を歩いて回り、岩壁に囲まれた地形にルーべもスカイも興味津々。

ザルツブルグの地形や歴史を少し勉強し、前日に行った世界一古いハルシュタットにある岩塩抗で塩について学んだ子供たち二人はザルツブルグでも塩に興味を持ち、ここの地方で作られている塩を見つけては”あ!これあそこの岩塩抗の近くで作られている塩だ~!!”と大喜び。

ルーべが7歳になったことで、こうやって歴史や都市に興味を持ち、少しずつ色々なところに行って今まで知らなかった世界を知れるようになってきたことに母ちゃん大きな成長を感じました!

スキー休暇

2月に入ってオーストリアの州ごとにずらして学期末休暇が一週間あるのですが、今年ウィーンは2月1週目でした。我が家もそれに合わせてスキー休暇に行ってきました。今年はヨーロッパも暖冬で十分に雪があるか心配したのですが、お陰様でその週に新雪が降ってくれたこともありいい状態でスキーができました。

どこまでザルツカンマーグートのファンなの?って聞かれそうですが、今回もまた毎年同様グムンデンを拠点に休暇を楽しんできました。

何故ここを選ぶか?と言われればまず第一にウィーンから2時間半で行けるから。朝ゆっくりと11時ごろに出ても宿泊先のチェックインまでに十分間に合います。そしてウィーンからノンストップで行けるのも嬉しい!!そして第二に悪天候の場合、ここならスキー以外に温泉に行ったり、ザルツブルグに行ったり臨機応変に違うことができるフットワークの軽さ。そんな理由でいつもここを選びます。あと子供たちがそこまでまだスキーが上手でないこともあるかな。正直小さいゲレンデでうちの子供たちは十分!

スキーをメインにする旅の場合は、我が家はキッチン付のアパートメントにすることが多いです。それはスキーから帰ってきて着替えたら外に食べに行くのもホテルのレストランに行くのも面倒になるから。遊び疲れて帰ってきてレストランでの子供たちの態度やマナーに神経を尖らす必要がないのが嬉しい。料理を作ることが苦痛でない母ちゃんは旅の間、朝食、ゲレンデで食べるお弁当、そして夕食、毎日三食作ります。それに適したのがこの立地条件のアパートメント。

つい最近まで老舗ホテルだったのですが、客足が伸びなかったのか、全客室を個人に売りに出して、今現在こうやってその一室を買い取り改装してアパートメントとして貸し出している人や、ここを住居に住んでいる人など人それぞれ。ホテルの前はトラウン湖が一望でき、ホテルの反対側の出口を出れば真ん前がスーパー。毎日焼きたてのパンなんかをここで買ってくるのもいいし、スキーから帰ってきたらその足でスーパーに寄ってその日の食材を買って帰ったり、何せ立地条件がいいんです。

一週間もここで過ごすのでできるだけ部屋は広々としていて綺麗なところがいい。お~きなリビング、寝室、バスルームの3つからなるアパートメントなんですが、天井が高いので開放感もバッチリ。ホテルの空調のにおいが苦手な母ちゃんは一週間ホテルに泊まるのが苦手。でもここなら普通にウィーンで生活をしているように過ごせて部屋の喚起もばっちり自分たちでできる!そして何よりホテルより安い。そんなわけで我が家は冬の旅行はお洒落で綺麗なアパートメントを探して滞在することが多いんです。

さぁ・・・チェックインをして荷物をほどいたら、早速お出かけ。ここの近くに住むくり子の同僚夫婦からディナーの招待を受けていたので、ちょこっとお洒落をしてお宅にゴー!!お屋敷に住んでるこの夫婦お宅はこの夫婦が作りだす空間というのが何せ居心地がいい。すべてがスマートでさりげなく、それでいてと心がこもったおもてなし。いつも学ぶことがこの夫婦からはいっぱい。

ウェルカムカクテルから始まり、話ながらササっと作ってくれたお料理の味も逸品!それに合わせるのは何十年も前のラベルがとれてなくなってしまったような貯蔵庫から出てきた赤ワイン。どれを取っても最高の夜でした。今度は我が家がこの夫婦を招待したいのですが、何せこの夫婦のおもてなしがすごいのでちょっと母ちゃん、怖気づいてます・・・。(笑)食通の彼らには純和食で攻める?!