2018年の大晦日

月曜日から幼稚園、学校、そして仕事もはじまりまたバタバタの朝が戻ってまいりました。月曜日あまりも飛ばしすぎたせいか昨日は朝から何をやってもしんどく身体も痛い。用事の合間にヨガをしてみたり、少し休んでみたりするものの全然よくならず、イライラしてたんですが、そうだ!!アリナミン!!を飲もう!!とアリナミンを3錠飲んだらあら?不思議!!身体が楽になった~!!日本の薬ってすごい!!

さて2018年の大晦日は今年もグムンデンに住む友達夫婦のお屋敷にお呼ばれしました。昨年もカウントダウンをこの友達夫婦の家で過ごさせてもらったんですが、その時のこの夫婦のおもてなしが素晴らしかったので、きっと今回も色々と用意して待っていてくれてるに違いない!!せめての手土産にこういう日にピッタリなシャンパンを持って、さ!アンちゃん宅にGO!!

今回は私達家族以外にもう一家族も一緒にカウントダウンのお祝い。大人6人子供5人という年越しパーティーだったんですが、大人にはまず食前酒としてアンちゃんが今凝っているカクテルが振舞われました。ウイスキーベースに柑橘系の果物を使ったものだったんだけど、こりゃ~今回のパーティーはなかなかハードですぞ!!

食事自体は子供も好きなラクレット。でもそのラクレットがまた一般家庭とは一味、二味違う。色々なテーマが決まったチーズのお皿がテーブルに並べてあって、定番のラクレット皿、イタリアをテーマにしたチーズとハムやトマトのお皿。フランスチーズに生トリュフ!!まだまだ色々なチーズのお皿がありました。生まれて母ちゃん、初めて自分で生トリュフ削ったよ!!(でも正直なところ、母ちゃん世界で美味しいと言われるものがそれほど好きではないんです・・・。トリュフに至ってはトリュフを口にした際、香りに酔ってしまって気分がしばらく悪くなるんです・・・今回もこれを克服できず、折角の生トリュフの塊を目の前に2回ほど挑戦しましたが、気分が悪くなる前にトリュフに降参)

そしてお口直しにはこれまたアンちゃんの手作りシャーベット。これが最高に美味しかった!!聞いたこともない果実の実とごく少量のミント、それに絞りたてオレンジュースに卵白、あとはジン。これを機械に入れてシャーベットを作って、それとマティーニグラスに入れて、その上からシャンパンを注ぎいれた手の凝ったもの。これがとってもさっぱりしていてもう母ちゃん、作り方を教わったぐらい気に入ってしまいました。

そのあともゆっくり話しながらお酒飲んだりデザートを食べたりしているうちにあっと言う間に夜中の12時。みんなでテラスに出て、湖に打ち上げられる花火を見ながらまたシャンパンで乾杯!!

それから結局夜中の3時半まで子供も大人もこの日を楽しみました。前回に引き続きあまりにも居心地がいいアンちゃん夫婦のおもてなしに、時間が経つのも忘れてついつい長居をさせてもらい、ルーべもスカイもお呼ばれに行く前までプールでいっぱい泳いでいたのにも関わらず、二人ともお開きになる夜中3時半までずっとご機嫌で遊び続けていたから、子供達にとっても最高の夜だったのでしょう。

この夫婦にはいつも学ぶことがいっぱい。今回も素敵な時間を過ごさせて頂き、色んなことを学ばせてもらった一日でした。折角頂いた貴重な体験を自分達なりに吸収して私達にできるオリジナルのおもてなしができればなぁ・・・・なんて思った一晩でした。

暮れから一週間の旅

実はクリスマスが去った後、我が家は暮れから一週間の旅に出ていて帰ってきたのは一昨日。年始を迎えたのも旅先だったので、今日から遅ればせながらのお正月気分を味わおうとお正月を意識した花を活けてみたり、ちょこっとお節を作ってみたり・・・。

さてこの年末の旅先はなんの代わり映えもしないいつものザルツカンマーグート。でも今回はいつも行く湖ではなく、Traun湖。言い換えればいつも行くホテルは10日間からの宿泊しかこの時期受け付けず、そんな休みも取れませ~ん、そしてそんなお金もありませ~ん!!ってことで一ヶ月ほど前から違うホテルを探したんですが、目ぼしいところはすべてもちろん満席。やっとここなら・・・というところが見つかった場所がTraun湖のほとりだったんです。

この数年、この湖に寄ることはほとんどなかったので、久しぶりに訪れてここから見る景色に感動。ザルツカンマーグートにある沢山の湖の中で湖からの景色は一番ここが美しいかもしれません。

今回の旅ではルーべにスキーを、そしてみんなで雪遊びをすることが目的で、後は何も考えていなかったのですが、せっかくここに遊びに来ているのなら、我が家に大晦日遊びにおいでよ!そしてカウントダウンを一緒にしようよ!と誘ってくれたのが、くり子の昔からの同僚のアンちゃん。実はアンちゃんの実家はTraun湖のそばにあるグムンデンにあるお屋敷の持ち主でして、15年ほど前に遊びにおいで~って初めてくり子と訪れた時はアンちゃんの家族がすごい一族だとは知らず、住所を間違えたか?と思うような屋敷がそこに立っていてビックリしたのを覚えてます。家の中はその当時、これがヨーロッパの典型的なお屋敷と思うような、赤絨毯に代々の祖先の肖像画、螺旋階段・・・ああまだこんな生活がここに残っているのね。それもくり子の大学時代からの友達でこんな身近な人が・・・なんて思ったものです。

その当時はご両親がその家を所有されていたのですが、この一年ほど前にアンちゃんがその家を引き継ぎ、お屋敷の中をすべて改装。贅を極めたこれまた素晴らしい家へと変身してました。(写真はこんな感じというイメージ写真。家の写真を撮る勇気は母ちゃんにはなかった・・・)ここにアンちゃん、奥さんのカティ、そして2歳の息子アレキサンダーと3人で住んでるのですが、この大晦日のご招待もすごかった。大したことはしないから気楽にきてね!!なんて言われてたんですが、行くなりマグナムのシャンパンで始まり、食事は日本のしゃぶしゃぶをイメージしてヨーロッパ式お肉のフォンデューに付け合せ。手作りケーキに時間が経つにつれて何十年もんのウィスキー、外が冷えてきた時間になったらホットワイン。そして敷地の果てが見えない庭を見ながらテラスから湖に浮かびあがる年明けの花火を見て、そこでもまた新しいシャンパン。そして0時の鐘の音と共にオーストリアでは流れるウィーナーワルツを踊って・・・・。またこの日は最高にいいお天気で満月の月明かりが湖に一本の道しるべを照らしてくれるという美しい風景に酔いしれ、その後はフォンデューのお出し汁と2日ほど前から牛のテールを煮込んだスープで作った新年最初の食事を取って・・・すべてこれ二人が演出してくれるのですが、2歳の男の子がいるのにすべてをさりげなくスマートに話をしながら手を動かす姿にこれまた感動。

結局夜中の2時までルーべもスカイもご機嫌で過ごし、結局家路に着いたのは夜中の2時半。楽しませもらった~家すごかった~二人の人を招く時の姿勢に刺激をもらって勉強になった~!!もう興奮がいまだに冷めず。

素晴らしい大晦日を過ごせた新年早々の神様からのプレゼント。アンちゃん、カティありがとう~!!最高に楽しい一夜だったよ!!

食事会

セレモニーの後、ウィーンの森を少し行ったところにあるレストランで食事会を出席者の皆さんとさせて頂きました。短いオーストリアの夏、お天気さえよければ外で食べたい・・・それもお洒落で美味しいところ・・・というのが私達の願いだったので、それをかなえてくれてレストランを探していたところ見つけたのが今回のレストラン

DSC03616ウィーンじゃ何かで(何かはよく分かっていない母ちゃん・・)有名な池があるんですが、その池の前に2,3年ほど前できたレストラン。夏はテラス席ができるのですが、万が一雨が降ってきたら、上からガラスの屋根が出てくるので安心して食事ができる!そして日が欠けるとまだまだ寒い初夏のウィーン。そんな時は上の柱についている電気ストーブがつく!!そして毛布も借りたい放題!!こりゃ、私達のゲストにとってバッチリだわぁ!そしてこのレストランに決める前に何回か試食でここを訪れたのですが、食事以外にもワインの種類が豊富!それもなかなかの品揃え!!我が家の要望にバッチリ~!!

DSC03669レストラン選びって結構我が家では大変!!何故かというと義母やくり子の兄弟と食べる趣向が全然違うから。以前お世話になっているからと義両親をお洒落で高級なレストランにご招待したら、義母出てくる食べ物すべてにケチをつける。そして顔を強張らせて”私、これ食べられない!!好みじゃない!!ハ~美味しくない!!変な味!!”と食事中ブツブツ言っては料理をいらないと返す!!折角よかれと思ってこちらも頑張ってやっているのに、これだと・・・。食が口に合わないのは仕方がない。でもブツブツ文句ばかり言われてはこちらもいい気分で食事ができない!!彼女はザ、オーストリア料理っていうのが好きな人。あとくり子の兄弟はベジタリアンがいたり、食べ物アレルギーで小麦から卵、糖分ある果物や野菜を食べてはいけない人達がいるんです。だけど他のゲストの人には美味しいもので、雰囲気も味わってもらいたい~!!楽しんでいってもらいたい~!!
DSC03710このレストランだとかしこまり過ぎず、カジュアルでかつお洒落め、そしてみんなそれぞれに合った食事にありつけるだろう・・。一応食事は2つのコースメニューを事前に選んでおいて、万が一これが食べられない人は他の料理にシェフに頼んで変えてもらうということにしたのですが、結果みんながそれぞれ胃袋を満足させてくれたのでこちらとしては大成功!!このお肉なんてこんなにもレアで柔らかい牛肉がオーストリアでも食べれるようになったのかとびっくりさせられました。(昔はオーストリアの牛肉と言えば硬くてしっかり焼いたお肉しかなくって日本のお肉が恋しかったもの。)

DSC03665食事の間、ルーべは親友のフェリックスと一緒にずっと大人しく遊んでいてくれたし、スカイもずっといい子にしてくれたので母ちゃん達もゲストのみんなとお話ができて嬉しかった!!二人の子供達よ、ありがとう~!!

DSC03679そして何より父が嬉しそうにずっと笑顔でいてくれたのが母ちゃん嬉しかった~!!食事会では母ちゃんのお友達が写真を撮ってくれていたのですが、みんなの楽しそうな笑顔をいっぱい撮ってくれていて母ちゃん、大感謝!!Sさん、ありがとう~~!!いい記念になりました!!