今度は東屋

我が家の庭には110年前に建てられた東屋があるのですが、私達がこの家を買う前、3年間放置されていたこともあって東屋の横に植えてあった藤の木が無法地状態になり伸び放題。その結果東屋の屋根に絡みに絡みまくって、私達がこの家を買った時にはこの東屋は藤の木の重さに耐えかねて歪んでしまっていました。

専門の業者さんに見てもらったところあと2年は倒壊する恐れはないけれど、それ以降は保障できません。小さなお子さんがおられることを考えると何かあってからじゃ遅いので、2年後までにこの小屋をどうするか考えてください・・・と言われていました。(これが2年前、家を購入した時の状態)

とてもオリジナリティーがあって素敵な建物だったので、これと同じものを復元するか修復することを目指したのですが、これを復元するとなるとどの業者さんに聞いても500万円ぐらいは見積もってください。と言われ断念。先日取り壊すことにしました。

立派な建物だけに取り壊すのが勿体ない!!心を鬼にして、レンガを一枚ずつ剥がしていき、これだけで4時間。110年前の建物は材木もすごく素晴らしく、時間をかけて職人さんたちが一から自分たちで愛情をこめて作ったことがわかるもの。

建物の内側もちゃんと2面構図になっていて、耐久性を考えたものでした。だから110年も倒れずに頑丈だったんだと木板を一つ一つ剥がしていく工程で感じられずにはいられません。

窓も付いていて、電気も通っていてここで昔の人はお茶でもしたのかなぁ・・・。あ~残念。でもこの写真を見てもらって頂いてもわかるようにテーブルもなにもかもかなり歪んでいます。

どんどん剥がされていって、ここまできたらもうあのクラシックな建物の雰囲気は何処へ?

最後はくり子が週末に全部やってくれ、母ちゃんが出掛け先から帰ってきた頃にはすべてが取り除かれてました。

ここにはまた新しい違うスタイルの東屋を建てるつもりでいます。それまでもうしばらくは今まであった東屋に思いを馳せよう!

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